ドラッグストアでのアルバイト・パートはキツイのか?その疑問にお答えしようじゃないか

はい、どうもツジ(@nirlog_net)です。

一応これでも登録販売者の資格を持ち、いくつかの企業でドラッグストアの店長をしてきました。

先日昔働いていたお店のパートさんが「もう私辞めたのさ」なんてことを言っていたので「理由は?」と尋ねてみたんです。

すると「やっぱりなぁ」と感じる返答が返ってきました。

その理由も併せて今回はドラッグストアでのアルバイト・パートはキツイのか?という疑問にお答えしていきます。

ドラッグストアのアルバイト・パートはなんでもやる

ドラッグストアのアルバイト・パートはキツイのか?と聞かれれば「キツイ」です。

まぁ楽なアルバイト、パートなんてほとんどないでしょう。

人には向き不向きがありますからねー。同じ仕事も「キツイ」と感じるか「楽しい」と感じるかは人それぞれです。

そういったことを抜きにしてもドラッグストアのアルバイト、パートは「キツイ」と思いますよ。

これまで多くの店舗で働いてきましたが、アルバイトやパートさんが「ここ楽やわ~♪」なんて言っていたのは1店舗だけです。

あとはすべてなんらかの不満を抱えていますね。

ドラッグストアのアルバイト、パートはレジ、納品、補充、接客、清掃、発注のすべてを行います。

  • 私は力がないからレジだけしたい♪
  • お客さんと話すのが苦手だから品出しだけで♪

こんなことはまずありませんよ。

飲料の品出しはハードです。夏場の倉庫は地獄の暑さ。私も一度熱中症になりました(笑)。

アルバイト、パートでもレジに入っていればお客さんから理不尽なクレームをもらうこともあります。

隣の芝生は青いといいますが、暇そうなドラッグストアでも中に入ってみればキツイ業務は確実にありますね。

PB商品推奨販売の壁

ドラッグストアでのアルバイト、パートさんが仕事に不満を持つ一番のポイントがこれです。

  • PB商品の推奨販売ができなくて仕事が辛い。

今のご時世ドラッグストアは完全なオーバーストア状態です。「すぐそこにドラッグストアがあるのになんで作るの?」くらいありますよね。

これは各ドラッグストアの「ドミナント戦略」が原因です。

簡単にいうと陣地取り合戦です(笑)。

ドラッグストアは常に競合他社としのぎを削っています。当然価格競争も激しくなっていきますね。

企業が生き残るには「利益」が必要です。しかしゴールの見えない価格競争は「薄利多売」となり疲弊してしまいます。

そこでなんとか「利益」を確保したい各ドラッグストアが力を入れるのがPB商品です。

PB商品とはプライベートブランド商品の略です。詳しくは省きますが「利益を確保」できる商品です。

ですので利益を確保しようとPB商品の推奨販売をすることが当たり前となり、店長から「今月この商品を○○個売りましょう!」みたいになるわけです。

年中コンビニの恵方巻目標があるようなものですね(笑)。

ほとんどの店長が上司からプレッシャーをかけられて「売ってくれなくては困るんだ!」みたいなパニック状態になっているので言葉足らずになります。

このプレッシャーに耐えられなくなりドラッグストアのアルバイト、パートさんは辞めていきます。

こうやって書くと「ドラッグストアのバイトやべぇ」となりますが、一概にそうとは思いません。

PB商品をお客さんに進めることが悪いのか?と考えればそうではないんです。

PB商品の多くは、有名な一流商品と同成分かそれ以上の内容で安いんです。

「お得なものをお客さんに教えてあげる」と考えればどうってことはありません。

会社のため店長のためではなく、あなたが納得したものを紹介するだけです。

多少勉強は必要ですが、「こんなのもありますよ♪」とご紹介すればお客さんが喜んでくれることも多々あります。

このことが楽しいと感じれれば、PB商品の推奨販売はできるものです。

PB商品の販売をマネージャーや店長の押し付けと捉えてしまえば仕事が嫌になります。ただ楽しいと考えれればドラッグストアのバイト、パートに向いていますよ。

単純にPB商品の販売だけなら私は好きですよ。

やれば数字もついてくるし、もし達成できなくても胸を張っていればいいですからね。

登録販売者資格を取得せよ

パートとしてドラッグストアで働くことを考えているなら「登録販売者」の資格を取得する覚悟がいります。

登録販売者とは一般用医薬品を販売するのに必要な資格で、店舗に必ず一人勤務していなければ薬の販売はできません。

どこのドラッグストアでも店長はもちろんのこと、社員は登録販売者の取得が絶対条件です。

「社員が登録販売者の資格持っているならパートはいらないじゃん!」と考えてしまいますがそうはいきません。

売り上げの大きいお店なら店長と正社員2,3名体制で店を運営することができます。しかし、前記したように人件費は利益を確保する大きな弊害となります。

そこで売り上げの小さいお店は、店長一人と登録販売者のパートさんで登録販売者の不在時間をつぶしています。

ですので会社からは「登録販売者をパートさんも取得してくれ!」とプレッシャーをかけられます。

内容も少しづつ難しくなってきているようなので「不合格」になることも珍しくありません。複数回の受験は費用もけっこうかかります。

しかもパートさんは家事をこなしながら勉強をしなければならないですからね。簡単に「勉強しろよ!」なんて言われれば愚痴の一つや二つも言いたくなりますよ。

登録販売者不足はもうしばらく続く

ドラッグストアはオーバーストア状態です。店はあるけど働き手がいない。にもかかわらず企業存続のため出店は続けなければいけない。

すでに登録販売者のほとんどがドラッグストアで働いているので、出店数に対し登録販売者の数が足りていないんですよ。

ですのでパートで働くなら「登録販売者の資格を取得することが前提」で採用することがほとんどです。

これから働く人は「前提」で働きだすのでまだいいです。辛いのは勤続10年以上クラスのベテランパートさんです。

登録販売者は2009年にできた新しい資格です。

今まで不要だったものが必要となり「登録販売者をとれ!」のプレッシャーに耐えられなくなり退職する人が増えています。

まぁいつまでもこんなやり方をしていたら、ますます人員不足が加速するだけですけどね。

人員不足は当たり前

正社員、アルバイト、パート問わずドラッグストアの離職者は多いですね。私もそうですし。

人員不足についてはドラッグストア業界だけの話ではないでしょう。

利益確保のため人件費を削減した結果がハードワークを生み出し、さらにここまで書いた理由での退職者も重なりドラッグストアも人員不足が当たり前です。

あなたが見ている求人もそういうことでしょう。

採用したくても人件費がかかるのでギリギリまでしない。せっかく採用してもすぐに辞めてしまう悪循環です。

個人的には「もっと人を大事にしたほうが後々楽なのになぁ」とは常々思いますが、頭の良いお偉いさんたちは「なんとかなる」と思っている以上しょうがないですよ。

辞めたいと思ったら辞めればいい。止める理由が見つかりません(笑)。

実際この悩みはどこの小売り業、サービス業の現場でも抱えています。ドラッグストアの場合「登録販売者」のしばりがあるため人員確保がさらに難しくなっています。

そういった人員不足の影響での「キツさ」も覚悟しておいたほうがいいですね。

「この日出てくれない?」なんて何回お願いしたことやら。

店長次第だけどね

でも実際は店長次第です。

自分がどうだったかはわかりませんが「ナイスな店長」っています。

ほとんどの店長が数字と時間に追われ余裕を失っていますが、ナイスな店長はアルバイト、パートさんを「その気」にさせるのがうまいですね。

ドラッグストアの仕事ってキツイです。でもチームワークがよい職場なら働けますよね。

その空気を店長が作り出すことに長けていれば、ここまで書いた「キツさ」も気になりません。

PB商品の販売も楽しくできる工夫をしていたり、登録販売者の取得を親身になって応援してくれればがんばれますよね。

こればっかりは運です(笑)。

未来はある

ドラッグストアのアルバイト、パートは楽ではありません。しかもホワイトな働き方ができる保証もありません。

でも未来はあると思いますよ。

薬の知識がつけば自分でなんとかできることもあるし、家族にアドバイスもできる。

鬼ちゃんがCMで「学んだことは盗まれないから」って言ってますが本当にそうですよ。

お客さんからのクレームも社会勉強だし、接客技術を学ぶのも無駄ではありません。

そして私のように登録販売者の現状を利用すれば、田舎への移住もハードルが下がります(笑)。

まとめ

昔働いていたパートさんの退職理由は「PB商品の販売」「登録販売者の取得へのプレッシャー」でした。

これが現実です。ドラッグストアでのアルバイト、パートはキツイです。

ただその「キツさ」も捉えようによっては気にならないこともありますからね。

「向き不向き」って便利な言葉で片づけてしまうのは申し訳ないですが、そういうことです。

やってみようかな~と悩んでいるならおすすめしますよ。ドラッグストアでのアルバイトで学べることは、これからの高齢化社会を生きていく勉強にもなりますから。

介護おむつを買いに来る高齢者は未来の自分です。年齢を重ねたあなたが、ドラッグストアへどのような悩みを抱え足を運ぶのかを知ることができますよ。

コンビニでアルバイトするなら、ドラッグストアで働きながら将来の自分を学ぶのもありですよ。

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