「稼がない男。」が最先端!手取り11万で生きるヒントがつまった一冊を紹介する

はい。どうも和歌山フリーワーカーのツジ(@nirlog_net)です。

「あなたは高収入ですか?」または「あなたは高収入を目指していますか?」

答えが「イエス!」な人には今回ご紹介する「稼がない男」は一切響かないことでしょう。しかし「低収入で将来の不安に押しつぶされそうになっている」あなたにとって、「稼がない男。(西園寺 マキエ)」にはヒントがたくさんつまっているおすすめの一冊ですよ。

稼がない男とフリーライターの素敵な話

主人公はフリーターとして安定の超低空飛行を続ける「稼がない男」ヨシオと、著者であるフリーライターのマキエの二人。この二人が「結婚」「同棲」をせずに付き合い続ける世界をコミカルに書かれています。

これだけの設定を聞けば「若い男女の今どきな暮らしの話か~」となりそうですけどね。まだ続きがあります。

彼らは高校の同級生で年齢は47歳。「結婚」「同棲」しないふたりは17年間もの長い時間を共に過ごし幸せに暮らしています。ヨシオの手取りは11万。だからといってマキエが養うなこともなくお互いの人生を歩んでいます。

ヨシオのぶっ飛んだ感覚に振り回されつつも、その生き方に魅力を感じるマキエ。この二人の生活に最先端を感じますねー。「 こうやってこれからは生きていけばいいんじゃない?」って再確認できる一冊です。

二人の出会いは意外と普通

序盤は二人がどのような経緯で付き合いだしたの?というところから始まります。

  • 不倫
  • 年齢
  • フリーター
  • 低収入
  • 借金

こういった隠したくなるような事実も前面に押し出されいることが楽しいですね。綺麗ごとや、背伸びした内容ではなく、二人のデフォルトが伝わってきます。

ただ、フリーライターのマキエが年収450万稼いでいることに「え?なにそれ?楽勝じゃん!」って思っちゃいましたけどね(笑)。しかし読み続けるうちに「こうなったか!」というドラマが待っていました。

序盤からヨシオワールド全開!

そんな序盤からヨシオワールドは全開です。数々の「はっ」とさせられる言葉が飛び出してきます。

つまり俺は金を稼ぐことに罪悪感があるんだ!

ここだけを切り取れば「何言ってんの?」となってしまいますがちゃんとヨシオなりの考えがあります。

たとえば、最初にデザイナーに50万円支払うことになると思っていた仕事が、結果的に40万円で済んだとする。そんなとき、会社はクライアントからなにか言われることがない限り、自分たちから決して値下げなんかしない。差額の10万円は、あくまで自分たちの儲けに上乗せする。そういう考え方に、いちいち耐えれなかったわけ。

こういうことだそうです(笑)。正直こんなことやっている人って多いんじゃないですか?でもこういった真面目な考え方から、会社勤めという生き方そのものを辞めてしまったわけです。

そんなヨシオにマキエはこんな質問を投げかけます。

「お金がもっとあったほうがいいとは思わない?」

誰だってヨシオにこの質問を投げかけたくなるでしょう(笑)。その答えがこれです。

「思わないね。そりゃあ、宝くじかなんかが当たって大金が舞い込んだら、それはそれでうれしいけどね。でも普通は、働くか、投資するかなんかしないと、金は儲かんないでしょ。オレ、これ以上働いてまで、もっと金がほしいとはぜんぜん思わない。金は生きていく上で必要最低限あればいいんだよ。

この考え方めちゃくちゃわかります。今のブラックな社会に身を投じて沢山のお金を稼ぎたいなんて一切思いませんよw

まとめるとこういうことです。

人がひとり、社会に迷惑をかけずに生きるのに必要な分だけは自分で稼ぐ。それ以上は働かない

読んでもらえばわかると思いますが、ヨシオは「ズルして金儲け」をすることができない、めちゃくちゃ真面目な人です。

生活保護の不正受給者に怒り、公共の物を使うホームレスに対し「泥棒と同じじゃん!」と切り捨てます。だからこそたどりついた生活スタイルなんですよねー。こっちを目指すのが最先端としか思えませんね。

いいじゃんそれで

「いいじゃんそれで」って素敵な言葉。そんなことをヨシオの言葉から感じますね。

結婚をしないこと、稼がないこと、自転車で移動すること、絵を年に2枚しか書かないこと。全部「いいじゃんそれで」の一言で解決してしまいます。

ヨシオのぶれない「愛と正義」をもとに生活を成り立たせ、誰にも迷惑をかけずに生きているからこそ「いいじゃんそれで」の破壊力は抜群です。

人の目を気にしたり、他人の言動に左右されている人の「いいじゃんそれで」とはまた違いますね。読み進めれば進めるほど、納得の「いいじゃんそれで」になっていきます。

言葉より大事なのは、誰がその言葉を世に放ったかですよねー。放つ人によってその言葉の重さは変わります。そんなことも学べますよ。

ちゃんと生きていく自信がある

生きていくことに自信がない人って多すぎますよ。難しいけど、頭を抱えて72時間寝ずに考え込むほどのことではありません。

考えて行動していれば、なんだかんだでなんとかなるもんです。ヨシオはまさに「考えて行動する人」の手本ですね。

将来の不安に押しつぶされそうになっているマキエに、ヨシオはこんな言葉を投げかけています。

お金の問題なんて、たいした問題じゃないって。マキちゃんは自分で食っていくくらいの力はちゃんと持っているから、どうにかなるよ。それにもしビンボーになったって、ヨシオが絶対マキちゃんを幸せにしてあげるから。だから大丈夫っ」

はい、手取り11万の稼がない男のセリフです(笑)。だからこそめちゃくちゃ面白くないですか?

きっとヨシオは本気で思っているんですよ。マキエに自分で食っていく力があると思っているし、幸せにする自信もあるんですよね。そのための考えかたも知っているんですよ。

社会人のほとんどが持つ悩みの大半は「仕事」と「お金」なんて言われています。その両方の悩みなんて、「実はたいしたことない!」と本気で思っているからこそ言える言葉です。

安定の低空飛行でも墜落していないんです。高く飛ぶことを知らなくても、低空飛行をする方法を考えれば、きっと自信はついてきます。そしてその方法が意外と簡単なことも知っているんですよ。

不安定な人生

生きていてトラブルが何もない!なんてことはありません。若干の波に襲われることはあります。でもこの不安定さがあるからこそ楽しいんじゃないですかねー。

パソコンを踏んで壊したり、留置場に入ったり、火事になったり、天災が起きたりと二人の生活にはいくつものトラブルが発生しています。でもなんだかんだで乗り越えちゃっているんですよ。

トラブル発生時に楽しむ!」なんてことはさすがにできないですよ。胃痛に悩まされることだってあります。

でも意外と人ってトラブルを乗り越える生き物だし、乗り越えてしまえばそれは笑い話です。

鬱で悩んだり、ブラック企業で消耗してたりしているトラブルも笑い話になりますよ。マキエがこんなこと言ってます。

「なんていうか、どこか不安定な人生の方が生きてるって感じがするんだよ。なんか、負け惜しみみたいだし、そんなこと言っていても仕事がなくてツライときは本当にツライんだけど・・・でも、私はそういう人間なんだろうな。じゃなきゃ、ヨシオみたいな男とつきあおうなんて、そもそも思うはずがない」

結局こういうことなんですよ。現在進行形で「しんどいなぁ」と悩んでいる人もいるでしょう。でもそれって生きている証拠なんですよ。

無難に生きていける人の中には死んだように生きている人が多いものです。ならば少々不安定でも生きていたほうがよくないですか?

「稼がない男」はそんなことを学べる響く一冊でした。

「あなたは高収入ですか?」または「あなたは高収入を目指していますか?」

答えが「ノー」ならぜひ読んでくださいね♪

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